フィールズさんの資料が必見なので一部抜粋/遊技機は年々ダウンも設備系はここ10年でピークに

2024.12.12 7:40

営業動向

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今回は、パチンコ・スロットの市場規模についてのお話。

フィールズさんの資料がなかなかのボリューム+クオリティなので一部をピックアップ。

2025年3月期 第2四半期(中間期)決算 ファクトブック(補足データ資料)

 

収益構造などを詳細に分析し、今後に生かしていきたいですね。

以下からご確認くださいませ。

 

 

要約について

 

以下、ポイント3点です。

  • 遊技機市場規模は2005年をピークに縮小し、2023年には約3,944億円と大幅減少。

  • 周辺設備市場は成長を続け、2023年には1,704億円、特にスマート遊技機関連が拡大。

  • 規制強化や娯楽の多様化で遊技機市場は縮小傾向だが、設備更新需要が周辺市場を支えている。

 

 

2023年 日本余暇市場 71.2兆円ほか 資料より

まずは大きな数値から。いわゆる市場規模です。

かつては30兆円産業のパチンコでしたが、現在は15.7兆円。

かつてが大きすぎという視点もありますが、それでもこの辺で止まってほしいものです。

 

飲食・カラオケなど: 29.7% (21.1兆円)
パチンコ・パチスロ: 22.0% (15.7兆円)
観光・行楽: 15.9% (11.3兆円)
趣味・創作: 10.6% (7.6兆円)
ギャンブル: 12.6% (8.9兆円)
スポーツ: 6.1% (4.3兆円)
ゲーム: 3.1% (2.2兆円)

 

それから推移について。

市場規模の推移にプラスして、遊技参加人口についてデータもあります。

遊技人口の定義は各媒体で難しい部分もありますが…

 

市場規模の推移(単位:兆円)

余暇市場全体は、2003年の約84.6兆円から徐々に縮小し、2023年には71.2兆円。

パチンコ・パチスロ市場は、2003年の約32.4兆円から縮小し、2023年には15.7兆円。

遊技参加人口の推移(単位:万人)

2003年: 1,740万人
2007年: 1,660万人
2011年: 1,100万人
2023年: 660万人

 

傾向について

余暇市場全体とパチンコ・パチスロ市場はともに縮小傾向。
遊技参加人口も大幅に減少しており、特に2007年以降の減少が顕著。

 

ちなみに公営ギャンブルは好調ですね。

下記は今回の資料とは関係ない部分からですが、参考までに。

 

ボートレースの売上高推移(2007年〜2022年)

  • 2007年度: 約1兆7,500億円
  • 2008年度: 約1兆8,000億円
  • 2009年度: 約1兆9,000億円
  • 2010年度: 約2兆円
  • 2011年度: 約2兆400億円
  • 2012年度: 約2兆1,000億円
  • 2013年度: 約2兆2,000億円
  • 2014年度: 約2兆3,000億円
  • 2015年度: 約2兆3,500億円
  • 2016年度: 約2兆4,000億円
  • 2017年度: 約2兆4,000億円
  • 2018年度: 約2兆2,000億円
  • 2019年度: 約2兆3,000億円
  • 2020年度: 約2兆4,000億円(新型コロナウイルスの影響を受けた年)
  • 2021年度: 約2兆3,500億円
  • 2022年度: 約2兆4,142億円(前年比101%、過去最高)

 

続いて、フィールズさんの資料なので「遊技機販売の市場規模」についてもピックアップ。

 

遊技機販売の市場規模(販売金額ベース)と遊技機周辺設備機器の市場規模

 

上部グラフは2003年から2023年までの遊技機販売市場規模(パチンコ機とパチスロ機の販売台数・金額)、下部グラフは2014年から2023年までの周辺設備機器市場規模を示しています。

 

遊技機販売の市場規模(販売金額ベース)

ピークは2005年。遊技機市場規模は約9,852億円でピークを迎えました。

2010年以降、遊技機市場は縮小傾向にあり、2023年では約3,944億円とピーク時の約40%まで縮小。

 

販売台数の変化

パチンコ機は2004年の約526万台をピークに減少。
パチスロ機も同様に減少し、2023年には合計約171万台(パチンコ:125万台、パチスロ:46万台)。

 

販売金額の内訳

パチンコ機とパチスロ機の市場割合において、パチンコ機が販売金額全体の多くを占めていますが、近年ではパチスロ機も減少が顕著。両機種ともに販売台数が減少することで、売上規模が縮小しています。

 

一方で周辺機器は増加しています。

機械はダウンですが、設備は増加傾向というのもイビツですね。

 

遊技機周辺設備機器の市場規模
・全体のトレンド
2014年の1,379億円から2023年には1,704億円へと増加傾向。
特に近年(2020年以降)は周辺機器市場が急成長。

 

・カテゴリ別の詳細
メダル貸出機・メダル自動補給機
2023年:642億円。周辺設備市場の中で最大の割合を占める。

 

・スマート遊技機関連
2023年:145億円。スマート遊技機関連設備が新たな成長分野。

 

・その他(コンピュータ関連や会計機器)
徐々に成長し、2023年には74億円。

 

・要因
スマート遊技機の普及:市場に新たな需要を生み出している。
設備更新の需要:旧式設備の更新や新しい技術への対応が市場を押し上げる要因。

 

全体の分析とトレンド
・遊技機市場の縮小
販売台数・金額ともに2000年代中盤をピークに減少。
法規制強化やユーザー減少が影響。
2020年代以降はさらに縮小が進む。

 

周辺設備市場の成長

遊技機市場の縮小にもかかわらず、周辺設備市場は拡大傾向。
特にスマート遊技機関連の普及が寄与。

 

 

そのほか、機械に関してもピックアップされています。

 

 

パチンコ販売タイトル数とパチンコ販売台数

 

上部グラフは年度ごとの販売タイトル数(四半期別)、下部グラフは販売台数(四半期別)をそれぞれ表示しています。

 

 

詳細は下記リンクからどうぞ!

https://www.tsuburaya-fields.co.jp/ir/j/files/press/2024/press_20241115a.pdf

 

 

 

 

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