公開しました【PMJ特集】パチンコホールとLGBTについて三浦真理恵さんに聞いてみよう! NO3

2018.11.30 12:10

コラム

パチンコホールとLGBTについて三浦真理恵さんに聞いてみよう!

 

今回のPMJ特集は「パチンコホールとLGBTについて」です。

早いものでの「第3回目」の更新になりました!

 

今回は具体的なお話もお聞きできました。

ガーデンさんの話題も出てきおり、いよいよパチンコホールの話になってきています。

インタビューでは盛り上がって「実際にガーデンさんに取材」してみようという話にも。

さて、いったいどうなったでしょうか?

 

 

 

 

※【PMJ特集】パチンコホールとLGBTについて三浦真理恵さんに聞いてみよう! NO1

【PMJ特集】パチンコホールとLGBTについて三浦真理恵さんに聞いてみよう! NO1

【特集】パチンコホールとLGBTについて三浦真理恵さんに聞いてみよう!その2

 

まだまだ少ないですが、既にパチンコホールでもLBGTへの取り組みを実施している法人さんも。

経営者の方、採用担当者の方、そして意識をしっかり持っている業界人に向けて!

 

それでは三浦さんにお話をお聞きします。

 

 

 

三浦さんについてプロフィール

 

株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。

提供している研修コンテンツは全て企業様からの要望で生まれたもの。

内定者・新入社員研修をはじめ、接客、チームビルディング、モテ上司、ビジ女、コミュニケーションマネジメン
ト、接客手話など、幅広い研修を展開している。

「私は自分の仕事が大好き大賞」事務局、「第14回S-1サーバーグランプリ」二次予選審査員、レインボータウンFM「カリスマホスト信長の晴れ時々モテラジオ」アシスタントMC、同局「三浦真理恵のプロフェッショナルの心髄」等、活躍の場は業界にとどまらない。

https://kaika-bp.jp/

 

 

それでは以下からご確認くださいませ。

 

 

 

三浦さんコラム

本日は企業の取り組みについてです。

 

企業の取り組みに関して最もわかりやすいのが、前回も少しお伝えしたPRIDE指標です。

LGBTなどのセクシャルマイノリティの人たちが誇りを持って働ける職場の実現を目的とし、2016年に任意団体「work with Pride」が策定したものです。

 

 

PRIDE指標には、

1、Policy (行動宣言)

2、Representation (当事者コミュニティ)

3、Inspiration (啓発活動)

4、Development (人事制度・プログラム)

5、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)

の5つの評価指標があり、それぞれに評価項目があります。

 

 

初開催の2016年の応募企業数は79社。うち、ゴールド53社、シルバー20社、ブロンズ6社。

第2回の2017年は、全110社。うち、ゴールド87社、シルバー15社、ブロンズ8社。

第3回の今年は全153社。ゴールド130社、シルバー18社、ブロンズ5社、と年々受賞企業が増えています。

 

 

 

PMJからの質問

 

企業がゴールド、シルバー、ブロンズに別れるのですね。

パチンコホール企業でも取り組んでいる法人さんが多数ありますが、具体的にどんな感じなのでしょうか?

ゴールド企業なんかも存在しているのですか?

 

 

三浦さんの回答

パチンコ業界ではガーデングループさんのみですね。

ガーデングループさんは、2017年・2018年と2年連続でゴールドを受賞しています。

 

 

PMJからの質問

そうなんですね!これはパチンコホールではトップでしょうか?

 

 

三浦さんからの回答

トップ、というか唯一、ですね。

 

PMJからの質問

これは、是非取材とかしたいですね。 取材申し込みしてみましょうか?笑

 

 

三浦さんからの回答

やってみましょうか 笑

 

 

※この後ガーデンさんには快く取材OKの返答をいただきました!

※今後のコラムでご紹介していく予定です!

 

 

 

 

三浦さんコラム

今年の応募企業の規模としては、従業員数に対して回答のあった143企業・団体のうち、大企業(従業員数301人以上)が113社、中小企業(従業員数300人以下)が30社となっています。

業種別内訳としては、上位から情報通信(31)・製造(27)・金融、保険(27)・サービス業(21)となっています。運輸会社やタクシー会社も受賞しています。

 

 

 

サービス面での取り組みとしては多くの業界で動きがあります。

 

ソフトバンクは、携帯代の家族割を同性カップルにもいち早く適用しました。現在ではドコモ・auも同性パートナーへの家族割を適用しています。

 

また、ANA・JALではマイレージの同性パートナー登録が可能。

ライフネット生命・アフラック・日本生命では生命保険受取人として同性パートナーの指定が可能です。

楽天グループさんは生命保険以外にも、クレジットカードの家族カード対象者を同性パートナーも可能にしたり、楽天銀行での同性パートナー向け住宅ローンを提供したりしています。

 

結婚式場での同性による挙式が可能になったり、ホテルでの同性カップルの宿泊への配慮など、ここ数年で様々な取り組みが広がっているのが見て取れます。

 

社内施策としても様々な事例があります。

たとえばサービス面で取り組みが進んでいる楽天株式会社は服装や社内通称名などについて本人が望む性別を尊重。上司を経由せず、限られた人事部などのメンバーだけに申請できるようになっていたり、多目的トイレを全フロアに設置していたり、健康診断の個別対応も可能です。

 

 

 

PMJからの質問

 

目からうろこの取り組みですね。

そしてパチンコホール企業でも取り組めそうな施策がたくさんありますね。

服装や社内通称名なんかはすぐにでも取り組めそうな気がします。

 

三浦さんの回答

そうですね。すぐに取り組めそうな施策はありますが、その前にやるべきこともたくさんあります。

 

 

PMJからの質問

あとは企業風土、でしょうか。

 

三浦さんの回答

正しい知識や認識を得られる場を提供することや、そういった制度が受け入れられる風土づくりも大切です。

 

 

 

三浦さんコラム

キリン株式会社でも、同性婚・事実婚も法律婚と同じ待遇を受けることが可能だったり、ホルモン治療や性別適合手術を受ける際に、最大60日の積み立て休暇の取得が可能となっています。

 

スターバックスさんには同性パートナーシップ登録制度や性別適合手術のための有給制度があります。

スターバックスさんは元々服務規程に男女の区別が無いんです。

素材や色の規定はあっても、シャツの種類やボトムスの決まりは無かった。「誰もが自分の居場所と感じられる文化をつくる」という企業バリューを徹底していますよね。

 

このように、様々な業界・様々な企業で独自の取り組みが進められています。

企業として取り組む上でポイントとなるのは「風土」と「制度」。

どんな取り組みでも同じですが、一朝一夕でできることではありません。

どちらかだけでなく両輪を回していくことが、取り組みを進めるカギになっていきます。

 

 

 

 

さあ、どんどん佳境に入ってきますこのコラム。

今回のコラムでは「実際に手がけているガーデンさんへ取材」までお話しが進みました。

次回以降の更新も、ぜひ、お楽しみに!

 

 

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