コラム第3弾!で、実際の営業はどうしようか?引き出しの数は店舗の問題を直接解決する!
2020.10.19 15:29
コラムという事でコラム第3弾です。
「一生に一度きりの「特別な年末」がやってくる!」
「北斗無双と年末の営業あれこれ」
「P北斗無双3の徹底比較」
と来ましたが、今回のコラムは「実際の営業について」あれこれ書き付けたいと思います。
第2回目のコラム「徹底比較」
1回目のコラム「年末営業あれこれ」
これは別に北斗無双3に限ったことではないですが、やはり気をつけたい事は
「新台は満台だけれども背中が0名稼働」
「新台は満台だけれどもほか同一ボックスが0名稼働」
このような状況だけは避けたいところです。
これらは即ち店内移動で終わりのパターン。
新台導入で相乗効果をいかに出せるか?が肝になってくると考えます。
まだまだボックス導入できるホールは良いが…
とはいえ、ボックス導入できる店舗は特に関係ありません。
問題は5台〜10台レベルの導入店舗。
島図や機種構成「どこにどの機種と合わせるのか」が非常に大事になってくるでしょう。
昨今の機械代や機械予算を考えると、きれいなボックス(列)単位での購入が難しくなります。
ロット台数の変化は島図デザインに直結しますね。
ノーアイデアの島図店舗に繁盛事例なし
参考までに、下記は9月の話題機種「ライダー轟音」における全国各地の島図について。
これは所感レベルになりますが
「単純においただけ」
「ノーアイデアで設置しただけ」
の店舗では、やはり店内移動で終わっているであろうケースが多いです。
せっかくの話題機種。
せっかくの機械投資。
年末の北斗無双3でも、しっかりとした準備を行いたいですね。
事例@源バイン島で強い組合せ
1つ目の事例は「いわゆる源バインと合わせる」という事例。
店舗は大阪の天王寺ホールさんですね。
現在最も話題性のある組合せのひとつは「源さん超韋駄天+ダンバイン=源バイン」であることは事実。
あえて一番強い組合せを持ってくる島図デザインです。
★ 話題機種と源バインを敢えて組み合わせる「フォーカスさせる狙い」
★ 当然一番目につく、入り口すぐの動線に配置
★ 新台ユーザー+射幸性ユーザーの両方に訴求可能な島図デザイン
ちなみに今夏グランドオープン事例「メガフェイス飯塚店」でも源バイン活用が確認できています。
北斗無双3との組み合わせでも「最も魅力のあるき機種」で「激強ボックスを創造」するという方向性は一つですね。
海物語ボックスに組み合わせる「年末を見据えた施策」
続いての店舗では「海物語シリーズとあえて組み合わせる」という島図デザインが確認できました。
店舗は大阪の四海樓本店さんですね。
様々な店舗を視察したが、海物語に仮面ライダー轟音という取り組みは非常に珍しいです。
→ 仮面ライダー轟音8台+海物語ジャパン2金富士ライト10台+大海物語18台
★ 仮面ライダー轟音は海物語シリーズと同一ボックスで運用
★ 新台の海物語金富士で「新台相乗効果」も狙う
★ 海物語ユーザーに「遊タイム」を認識させる/興味をもたせる/経験させる
★ 年末に控える「遊タイム*海物語」導入前にユーザーをしっかりと育成する
★ 海物語ポスターでも「時短」年末までに時短をどこまで訴求できるか?
言わずもがな、年末には遊タイム付き海物語のリリースが控えています。
「遊タイム付き海物語シリーズの導入前」に「海ユーザー」に対して
→「遊タイムの把握をしてほしい」
→「遊タイムに興味をもってほしい」
→「遊タイムの体験をしてほしい」
という3つの段階を用意する必要があるでしょう。
年末は既に遊タイム海がリリースされているタイミングですが、海と絡める店舗もあるという事実は要把握。
都内楽園さん@源さん超韋駄天事例でも「海フロアに配置」「甘海と組み合せて韋駄天を配置」というケースも確認できています。
北斗無双と組み合わせる「メイン機種ウィズ要素」
続いての店舗は「メイン機種北斗無双を中心とした島図デザイン。該当店舗は初代北斗無双を60台運用。
無双を軸とした機種構成を組んでいます。
※店舗は和歌山のウイングさんですね。
★ 北斗無双60台をボックスA+ボックスBで運用
★ 北斗無双だけのボックスを作らない
★ ボックスAは北斗無双30台ウィズ仮面ライダー轟音10台
★ ボックスBは北斗無双30台ウィズ源さん超韋駄天10台+カウント絶狼10台
★ メイン機種北斗無双をメインとした仮面ライダー轟音の活用方法
通常であれば「北斗無双だけのボックスを組む」店舗がほとんど。
しかし該当店舗は「敢えて10台ずつ他機種を組み合わせて」相乗効果を狙う。「メイン機種ウィズ◎◎」という方向性は非常に面白いですね。
今回の北斗無双3も「メイン機種のウィズ要素として活用する」という島図デザインの組み方も一つではないでしょうか。
違和感配置について
上記の島図デザインはメイン機種へのウィズ要素という事だけではなく、違和感配置要素も含んでいると考える。
角台だけ別機種を配置する/甘海コーナーに数台甘エヴァを組み込むなど、ユーザーの「違和感」を訴求してプレーにつなげる事例は全国各地の繁盛店で散見される手法である。
導入前に相乗効果は出せていたか?
話題機種(この場合はライダー轟音)のリリースに合わせて、シリーズ機種は基本的にプラスの相乗効果が出る=必ず何かしらのテコ入れが必要な取り組みです。
(3〜4週前から導入当日まで/それ以降は減少傾向)
下記は「ライダー轟音」と「ライダー闇」ですが、今回の北斗無双3リリースも「何らかのプラス効果が見込める機種」が出てくるでしょう。
ライダー轟音リリースの前週@仮面ライダー闇のバトル
稼働支持率:75.3%
推定アウト:10,106
設置台数:849台
客数:143名
6月第1週の仮面ライダー闇のバトル
稼働支持率:57.8%
推定アウト:5,857
設置台数:503名
客数:49.1名
つまり、仮面ライダー轟音のリリース予定を受け…
→各ホールがライダー闇を増台(約3ヶ月で約1.68倍)
→その結果ユーザーが増台分以上についてきて(約3ヶ月で約2.9倍)
→稼働支持率も当然増加
という傾向が確認できました。
年末の北斗無双3@プラスの相乗効果機種はなにか?
その見極めとテコ入れもぜひ行いたいですね。
総評
結論は、様々な準備を行った上で北斗無双3の導入および年末営業を迎えましょう!という事。
そのために「全国ホール事例の引き出し」は「多ければ多いほどよい」という事です。
何かに困ったときに「どうしよう」と考えるのか?
それとも「どれをしよう?」と選択するのか?
引き出しの数は店舗の問題を直接解決します。
ぜひ色々な引き出しを準備しておいてください!