抱き合わせ/台数縛りの解決なるか?全日遊連に投稿フォーム新設

2013.11.25 11:13

営業事例

昔からメーカー/ホール間が抱える問題ですが、いわゆる「抱き合わせ販売」や「トップ導入の台数縛り」問題について新しい動きがありましたので情報共有です。

 

内容のダイジェスト

▼不公正取引に関する投稿フォームを設置
▼フォームは全日遊連サイトにて/組合員専用
▼メーカーへの発言力増加が狙い
▼4団体合意強化策の一環との事

※グリーンべるとの記事リンクはこちら
※全日遊連会員ページリンクはこちら

 

私見/コメント

メーカーからすれば、話題機種だけ買われては困るという内情+半数のメーカーが上場していますので、四半期ごとに数字で株価(=時価総額)が前後します。それが上場だと言われればその通りなのですが、常に右肩上がりを求められますので、必然的に「プラスアルファの販売」「販売台数ロットのアップ」「単価のアップ」をしていかねばならない運命に有るわけです。

だからといってMBOで上場廃止するメーカーも出てこないでしょう。

となると、このまま中小メーカーには退場してもらう。という結論が待っている事になります。

(市場はシュリンクしている/単価は上がる/台数ロットアップは全メーカー目指すという背景から、市場シェアはそうなってくのが必然)

 

私はメーカーもパチンコホールも含めて、「退場してもらうべきメーカー/ホールの退場は仕方ない」と考えております。

ゆえに、ある程度の淘汰は進むべきですが、それにより「パチンコホールはマルハンダイナムだけ」「メーカーは京楽+数社だけ」という状況は業界を小さくすることはあれど、別方向で突き抜ける「ブレイクスルー」にはなりえないでしょう。ダイバーシティは必要です

 

勿論「業界の慣習」と言い切っては元も子もなく、要は不公正取引ですので是正は必要なのですが、それと同時に、抜本的な改善や販売方式の見直し、ビジネスモデルの再構築といった根本の問題解決をやってくれるメーカーさんが出てこないかな、とそう思います。

 

これは勿論パチンコホール側も一緒です。

例えば車業界。輸送に関してはトヨタと日産、ライバル企業が手を組み同じトラックで輸送します。お互いのライバル心はさておき、そのほうがコストが軽減するからです。裏を返せば「そこまでしないと生き残れない」という証拠ですが、パチンコホールがそこまでやっているかと言うと、数年前までは儲かり倒してきた業界、まだまだやっていないことだらけです。

 

と、言うことで、今回の対症療法プラス「両輪」の対策として、パチンコホールもメーカーサイドも、抜本的なモデルの見直しキッカケになれば良いな。そう考える訳です。

 

 

P-media Japan ※PMJの記事は基本リンクフリーです

 

 

 

 

 

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