【全文書き起こし】ホールで太陽光充電体験会!? キスケの中の人に色々聞いてみました

2022.06.06 10:20

コラム

 

パチンコ業界でユニークな取り組みをされている企業にインタビューしていくシリーズ

 

今回は四国でパチンコホールや温泉、アミューズメント施設など多角的に事業を手掛けているキスケ株式会社の広報担当の川又さんに災害時における取り組みについてZOOMで伺いました。

 

PROFILE:
キスケ株式会社 運営企画室 広報担当
主任 川又万友さん

 

 

--本日はよろしくお願いいたします。この「電気の日に合わせて、太陽光電力の体験会を開催」を中心にお伺いできればと思います。

キスケ株式会社広報主任 川又万友さん (以下、敬称略) はい、よろしくお願いいたします。

 

グリーンべるとWebサイトより

 

--まず最初に概要ということなんですけども、小泉店でされたんですよね?

川又 小泉店で開催しました。

 

--ザックリとイベントの概要をご説明いただけると。

川又 まず、2021年の12月16日に、太陽光発電をキスケPAOグループの3店に導入したんですよ。

 

日経BPWebサイトより

キスケPAO小泉店の自家消費太陽光/キスケ株式会社WEBサイトより

 

--これ(上記写真)ですよね?

 

川又 はい、こちらです。

 

 

--(ホールの屋根一面に太陽光パネル)すごいですよね。

 

川又 今回導入したのは完璧に自家消費型で、売電するものではなく店舗の電力として使う種類のものを導入しています。SDGsへの取り組みの1つですね。導入した目的でもう1つ大きいのが、有事の際の、ライフラインの確保です。弊社は災害協定を今治市と松山市と締結しており、有事の際にお客様が避難して来られるように防災グッズや備蓄食を用意しています。ソーラーを導入する前には、自販機も停電時にも飲料を提供できるものに変更しました。

   今回ソーラーを導入したことによって、災害が起きた土地の人たちが、有事の際に「困った」っていうことの中の一番トップである「携帯の充電がない」という問題を解決することができるようになりました。食品や飲料・トイレなどは既に用意していたのですが、1番は電気なんですね。

 

 

 

キスケグループの取り組みについて

キスケ株式会社プレスリリースより

 

--そうなんですよ。ところで、北海道の胆振地震ってご存知ですか?

 

川又 はい。

北海道胆振東部地震とは
2018年9月6日に、北海道胆振地方中東部を震央として発生した地震。地震の規模はMj6.7、震源の深さは37 km。最大震度は、震度階級でもっとも高い震度7で、北海道では初めて観測された。(Wikipediaより抜粋)

 

 

--北海道ですごく大きい地震があって、そのときに僕がたまたま北海道にいて。みんながスマホとかの充電ができなくてめっちゃ困っていたんですよ。あとこれも災害時用の自販機じゃないと電気が止まってるからそもそも使えないし、ATMはみずほだけあったんだけど、お金も下せないし、自動ドアも開かないしみたいな。こんな状況で。

 

川又 キスケにも熊本地震を経験した社員がいるんですが、絶対携帯に現金挟んでいます。お客様や地域のためにも、災害のときに「ライフライン確保できるよ」というところをしっかり周知しないと、いざという時に活用してもらえないですよね。

 

 

この写真は胆振地震の際のものです

 

--そういうことですね。

 

川又 プレスを打ってもなかなか住民の方に届かなかったり、地域の社長さんたちが読むような雑誌に載っても、一般の方に届かないっていうことで、3月25日の「電気の日」に合わせて、太陽光の電力利用体験会を行いました!

 

 

--これは現場主導で出てきたアイディアですか?

 

川又 そうですね、現場から意見が出て、その後私とエリアマネージャーでちょっと揉んで、「この日にやろう」ってなった感じですね。

 

 

--今の時代って、テレビCMとかチラシとか、いわゆるそういう媒体で告知するよりは、こういうお客さんとかに体験してもらって、できればSNSでシェアしていただくっていうのが主流じゃないですか。だからこれは本当にすごくいいなと。それで声を聞きたかったなと思ったんですよね。

 

川又 ありがとうございます 笑

 

 

--でも絶対そうですよね。体験会をしないと、お客さんもわからないし、何かやっている方が伝わりやすいですよね。

 

川又 そうなんです。お客様に知ってもらういい機会になりました。また、災害時にソーラー電力を使うためのコンセントって、また別にあるのですが、そこから実際に引っ張って来る練習としても、良い経験になりましたし。

 

 

 

地域のお客様だけではなく、スタッフのオペレーションとしても有用だったとのこと。
これは当たり前かもしれませんが、大事な視点ですね。

 

 

 

--そうですよね。なんか訓練しないと、スタッフ側もいざ地震になったときによくわからない。

 

川又 そうなんです。しっかり対策をしておかないと愛媛県や四国の人って、南海トラフがいつ地震が起こっても仕方ない状態で暮らしているので。

 

 

--僕も高松に4年ぐらい住んでいたから、なんとなく南海トラフとか、あとちょっと年齢の高い方になると神戸の地震のトラウマもちょっとあるので。

 

川又 そうですね。だからちょっと揺れたら、いつ大きくなるかって構えたりはするんですよね。

 

 

--確かにその土地柄で地震に対する捉え方って違いますよね。さっき言っていた北海道って、今まで大きい地震が1度もなかったので。台風とか冷害とかそういうのはあったらしいんだけど。だから今回でピリッとしたから、すごく緊張感を持ったし。ちなみにお客さんの声とかってどんな感じでしたか?

 

川又 お客さんは「できるんだ」「よかった」っていうのがまず1つ。それから、「そんな事までやりだしたんやね」っていう笑

 

--笑 でも大事な事ですよね。

 

川又 そうなんです。「ありがたいね」って。これを1回だけじゃなくて、継続的に続けないといけないなと思いました。皆さんがその場でコミュニケーションをして、スタッフと話すから、「ああ、そうなんだ」とはなるんですけど、これを「キスケでできるらしいです」っていうのは、もう地震が起こったときに、「そういえばキスケでできた」っていう自己完結か、その人のテリトリーのみでの発信となると、勿体ないので。

 

 

--例えば、これは小泉店ですけど、地域の半径1キロの中に何千人かいて、そのうちの1人でも2人でも3人でも知っていると、災害時にいて。災害時って僕も北海道地震のときにいたんだけど、こういう情報って一発で出るんですよね。地域のラジオも「ここで充電できます」っていうのも言うし。ちなみに、同時に何人ぐらい充電できるんですか?

 

川又 おおよそなんですけど、ちょっと天気の晴れ具合とか、曇り具合とかによって、充電できるスピードは違うんですけど、延長コードをフルに使ったら、13口×2×6×6…? 延長コードを駆使すれば電力的には3000人ぐらいは頑張ったらいけます

 

 

--それはデカいですね。

 

川又 ただその充電器を持ってきて欲しいですね。ある程度の充電器は確保しているんですけど。フルで使おうと思ったら。

 

 

--充電が一番困っていたんですね。こういう状態で。これはアパホテルかなんかなんですけど。あとキャンプ用の発電機とかでやっているところもあって。あと椅子のニーズもすごく高かったんですよ。座れないんですよ。

 

川又 なるほど。

 

 

こちらも胆振地震の際のもの/ホテルで発電機+充電サービス

 

 

--そうなんですよね。話を戻すと、要はガスが止まるじゃないですか。電気も止まるじゃないですか。料理ができなくなるんですよ。カセットコンロはカセットコンロでいいんですけど、いわゆるIH系のコンロ的な、電気で温めるやつがあるじゃないですか。あれが使えるようになるので。例えば、電気が止まったりすると、温かい飲み物がその瞬間に飲めなくなるんですよね。だからそういうニーズもあるのかなって思って見ていました。

 

川又 そうですね。一気に熱を発するものは、やっぱりダメージがある可能性があるんですよ。綿菓子とか、大きいホットプレートでフランクフルトなどやろうとしたら電気屋さんに止められちゃいました。

 

 

--でも大事ですよね。やっておきたいですよね。有事のときに「いや、焼けません」っていうよりは、最初に失敗しておいた方がいいですよね。

 

川又 そうなんですよ。ドライヤーとかを一気に使っちゃうと、やっぱり消費電力が多くなってしまうので。

 

 

--kWの話ですよね?

 

川又 そうです。

 

--ちなみにこれはすすきのの様子なんですけども、温かいものがないので、こういう状態になっちゃうんですよね。炭でやっちゃうみたいな。

 

川又 なるほど。地域の飲食店の方とコラボできそうです!

 

 

 

--あとトイレなくなっちゃうので。たしか水も使えなくなるんですよ。(場所によります)

 

川又 電気が止まったらですか?

 

 

--ビルだと、1階の水を電気で上に上げているから使えなくなるとか。だからパチンコホールって本当に見方を変えると、すごい一等地に、駐車場もいっぱいあって、人も収納できて、さらに今回のキスケさんみたいに電気の充電もできてってなったら、多分日本で一番優れている避難場所なんじゃないのかなぐらいに思うので。そういう活動してくれているキスケさんが、僕はすごく嬉しいなと思っていて。 あと実際にやってみたスタッフの反応とかはいかがでしたか?

 

 

川又 社員のエンゲージメントが上がっているんじゃないのかなって思っています。

 

ワーク・エンゲージメントとは、仕事に対してのポジティブで充実した心理状態のこと。
働くことへのモチベーションには、認知的、感情的、身体的関与の3要素が存在している。

 

 

 

--確かに!大事ですね!

 

川又 やっぱりここの地域で働いている分、地域に家族がいたり、自分もその地域に住んでいるっていうことなので、「会社として地域に貢献できている」「地域のために活動している」っていうところは、社員にとっても誇らしい事なのではないのかなと。

 

 

--そうですね。変な話だけど、「何か災害があったら、うちの家族を店に連れて来ればいいや」っていうのもあるし、あと今SDGsとかそっち系で、社会貢献とかをやってない企業に対して、「エンゲージメントを高めろ」とかって、ちょっと無理筋と言うか、そんなこともありますよね?

 

川又 私たちの感覚的に地震が身近だからこそ、「地域の安全を守ることに、貢献できているよ」っていうところは、いいのではないのかなと広報目線では勝手に思っているんですが。

 

--本当にそうですね。そうするとやっぱり今後の動きとしては、定期的にこういう事は続けていかれるんですか?

川又 はい。次は東雲店で開催しようと思っています。

 

--そうなんですね。東雲店も太陽光をやったんですか?

川又 東雲、鳥生、小泉の3店舗です。東雲と鳥生で開催するのと、9月1日が防災の日なんですよ。

 

 

--なるほど。

川又 コロナになる前の防災の日は、乾パンや賞味期限の長い水、水を入れるだけでできるカップケーキなど、そういういろんな種類の防災食を用意して、実際にキスケBOX・本社の建物で試食会をしてました。

 

 

キスケBOXとは(公式サイトより)
総面積19,126㎡ の中で、ボウリングに天然温泉、カラオケ、パチンコ、麻雀と、キスケが展開するアミューズメントをすべて楽しめる施設。
その他にもエステや岩盤浴、ダーツ・ビリヤード、スポーツクラブ、コインランドリー、ゲームセンター、託児所、スーパーマーケットまで揃えています。
また、1,130台駐車可能な大型の駐車場も完備しています。

出典:https://www.kisuke.com/service/box/

 

 

--試食会はいいですね。これまた体験型ですね。

 

川又 試食会をして、「こういうのがあるから是非買ってみてね」って声をかけました。「家にこういうのを置いていますか?」っていう呼びかけをしながら、「防災意識を高めよう」みたいな事をしていたんですよ。

 

 

--はい。

 

川又 それを今回は、「この太陽光を使って何かできないかな」と考えております。キスケにはKMPと言って、「K(キスケ)M(松山)P(プロジェクト)」っていう地域貢献のためのグループがあるんですよ。

 

 

 

 

プレスリリース/Mapionニュースより

 

 

 

川又 KMPがメインとなってこういう「地域のために」とか防災、CSR的な活動をしているんですけど、また防災の日もイベントを開催する予定です。

 

 

--僕はこうやって面白い動きをしているパチンコホールは、もちろん一番大事なのは,その会社であったり、その会社のステークホルダーだったり、地域の皆様だったりするんだけども、できればこういうご時世なので、その取り組みを取材させていただいて広めるのもそうだし、そこに動画が1分でも2分でもあると、スッと入ってくると思うんですよね。それで日本のパチンコホールって、実はまだまだ結構捨てたもんじゃなくて、若いオーナーさんとかだと、本当にいろんな事やっているので、その人に何か伝われば、なんかいい波、いい輪が広がっていくんじゃないのかなと結構真面目に思っているので。

 

川又 そうですね。パチンコ業界でビックリしたのが、結構企業間交流も活発だなと思いました。私は前職で広告業界にいたんですけど、ライバル社とは、挨拶以外話すことないですもん。良い取り組みをして世の中に発信したい、パチンコ業界のイメージアップに繋げたい、という話を山路さんがよくするんです。

 

 

--良い会社に入社されましたね笑

また継続して、プレスリリースもできればいただきたいので、プレスリリースリストに僕のメールアドレスを入れといていただけると。

川又 もちろんです!!

 

 

--最後に何かお伝えしたいことだったり、アピールしたいことがあればよろしくお願いします。

 

川又 今お話しさせてもらったことが、「地域のために」っていうところがメインになると思うので、そこをフォーカスして書いていただけたら。キスケの一番大事にしている部分なので。

 

 

--わかりました。そうですね。地域とかスタッフとか、スタッフの家族とかで、「そういうようなエンゲージメントも上がるし」みたいな、なんか人を中心とした記事にしたいなと思っていますので。

 

川又 はい、お願いします。

 

 

--ということで、今日は貴重なお時間をどうもありがとうございました。

 

川又 とんでもないです。ありがとうございました。

 

 

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