パチスロミクちゃんとイドムンのミラクルチャレンジ「機械開発にかけた想い」全文書き起こし

2021.11.11 10:03

コラム

パチスロミクちゃんとイドムンのミラクルチャレンジという機械をご存知でしょうか?

いわゆるプライベートブランド機種なのですが「2法人で合同開発」という極めて新しい、かつおそらく初めての試みになります。

PMJでは特別にご招待を頂きましたので、こちらも「ロガー的に」ご紹介。

ぜひ、ご一読くださいませ。

 

 

 

機械発表会の様子と記事について

 

 

 

 

同機は、“TRY FUTURE PROJECT”第1弾であり、両社のイメージキャラクターをモチーフにした、業界初の競合店コラボパチスロ。スペックは完全告知のAタイプで、合算確率は1/113.7(設定①)~1/96.7(設定⑥)と、ヘビー層からライト層まで幅広く楽しめるスペック設計を実現した。また、設定は「1」「6」の他、コラボを最大限に活かした「設定ミクちゃん」と「設定イドムン」といったスペシャル設定を搭載。パチスロ本来の設定推測が楽しめる機種に仕上がった。

 

 

 

 

機械の開発経緯を熱く語る

 

 

開発に至るまでの想い

 

いい勝ち方、いい負け方という表現がいいのか?そういう関係ができる台というのが、数年間でどのくらい出るのだろう?という疑問が予てからありました。

(ホール的には)入れてみないとわからないというところがあって。

けれど、そういう状況の中で新台を入れても初動があまりよくない場合もある。

そのタイミングからでは(どうしようもない場合も)ではどうするんだという議論になって。

 

 

また、少し利益率を上げたりですとか、やっぱりお客様は「新台なのにもう取るのか」という感じのこともよく耳にはするんですけど、そこの本当にどこが適正かというところ。

利益率はどこが適正なんだろうかというのは、すごい考えながらバランスを取っていることにはなるんですけど、なかなか難しいなというのが今の現実です。

 

 

その中でですね、やはりこう私たちが考える機械というところにおきますと、お客様とWinWinになれるような機械が必要だと思っています。

 

 

 
本来相反することの多い我々の業界でも「お客さまとウィン・ウィンになれる」機械が必要という答えに

 

 

今回そういうような狙いを持って、自分達の意思でお客様のニーズはここだということを考えながら機械を製造、開発していくことになったんです。

 

その際にプライベートブランド機ということで近隣の店舗にはない差別化、また魅力のあるホールとしてできるのではないかなということで、今回、業界初のプロジェクトだと思いますので紹介させていただきます。

 

それではここでスクリーンをご覧ください。

 

 

 

動画にて今回のプロジェクトが放映された

 

トライフューチャープロジェクトということで名付けさせていただいております。

 

今回はタツミコーポレーションとアサヒディードさんという「関西地区でしのぎを削っている競合法人」という立ち位置の私たちなんですけれども。

一緒にコラボしてこの業界の中でどういうことができるかというところを考えた上で、一緒にわくわくするものを提供していきましょうということでお互いで開発をして、今回導入に至っているわけなんです。

 

今回の限られた店舗のみで運用できるというところと、今回開発においても1社ではなくて複数社でというところのスケールメリットはすごいあるのかな、とは思っています。

 

このあたりで差別化というところと集客が図れ、この機械の長期運用ということができれば、またその島はこの機械をずっと置いておけばよいということで、将来的な機械代の削減につながっていかないかなということも考えて、より競争の優位性に立てるようにという狙いの元やってます。

 

 

差別化による集客/機械の長期運用/将来的な機械台の削減について
そのほかスマートパチンコやスマートパチスロ、新紙幣の設備投資についても話が冒頭であった。
 
 

 

 

 

まずは私たちの2社、兵庫県大阪というところの関西の2府県を中心に展開していけたらと思ってます。

それでは前回私たちも弊社、2019年1月にですね、初めて完全オリジナル、今までのメーカーの焼き増しではないプライベートブランド機「パチスロミクちゃん」というものを開発して導入致しました。

 

この中には前回来て頂いた方もいらっしゃるとは思いますが(笑)ここで導入実績を振り返れたらなと思ってます。

 

 

まずは導入店数ですが、自社29店舗と他社さんから稼働の状況を見て9店舗ほど入れたいという依頼があったので私たちは導入させて頂きました。

 

延べの導入台数が146台、平均稼働枚数が1万6千枚ということで、すごい高稼働だなというのと、期間も1年を超えて設置することができました。

 

この機械というのは弊社の30周年に合わせて作ったもので、プライベートブランド機はなかなか流行らないよねという意見もあり、6号機がどうなのというところもあり、やはりちょっと還元をしたいと考えた上で出率104%という水準でずっとやらせていただきました。

 

案の定、大赤字と(笑)

 

僕らも狙っていたのでいいのですが、赤字の量がすごかったなと今振り返って思います。

長期運用というところでは、ほんとはもっと置きたかったのですが、なかなかできなかったというところがあって。

ただしその導入してみてわかったものって、朝一の稼働がほんとによくなったりとか、店舗によってはお客様同士の喧嘩というか小競り合いとか揉めたりするくらいのレベルの良い反響があったりですと(笑)

他の県からわざわざ遠征してうちに来られたりとか、そういうこともちょっとあったのかなというので、それはそれで一定の効果はあったのかなとみています。

 

そこで今回ここでの良かったこと、悪かったことを今回は加味した上で、またアサヒディードさんとタッグを組んで私たちの1回目の反省も踏まえつつ、アサヒディードさんの新しい観点も入れつつ2社で共同の開発をすることとなりました。

 

 

 

長期運用とお客様との関係性

 

あくまでも長期稼働ということを念頭に置いてやりたいなと思ってますので、当初はアサヒディードさんの中でももしかしたら利益?というところで賛否両論、そんなことができるのかと疑問をもったと思うんですけども、今回やっと私たちもいい形で、お客様とホールが本当にWinWinとなるような形で運用できる機械になってるのかなと思ってます。

 

で、本当に業界の中では競合ではあるんですけど、本当に将来・未来というところをやっぱりパチンコの文化を長く残せるように考えた上で本当にいい物が作れたと思います。

 

 

 

 

この相関図の中でファン・ホール・メーカーとある中で、本日お集まりいただいたメディアの皆さんというのは、3者の中のハブのような形で皆さんが常日頃、私たち3者の中に有益な情報を提供していただいているという風に思ってますし、本当に貢献してくださっていると思ってます。

 

 

 

相関図について

 

ですので、今回も私たちがなぜ立ち上げたのかというところの意図とかをきっちり理解していただいた上で、今後とも業界の盛り上げに本当に協力していただけたらなと想います。

 

 

今回のですね、タツミコーポレーションのミクちゃんとアサヒディードさんのイドムンということでそれぞれ2社、本当にキャラクターのところには力を入れて作った機械だと思います。

その2社でキャラクターがあるという強みを活かして機械に入れました。そして顧客のロイヤリティを高めたい、愛着を持ってほしいな、ファンになってほしいなとそういう狙いの元作りました。

 

 

筐体について

 

そして本当に今まで、先ほども述べたように既存の機械ってメーカーさんに作ってもらってなかなか入れてみないと分からないというところがすごいあったと思うんですけど、今回は改めて自分達はWinWinになるっていうところをすごい念頭に置いてやってます。

 

新しいファンとのリレーションの構築をしたいなと思っていますので、このリレーションというのが新しい形での、本当に私たちのオリジナルキャラクターを通して、また通ってくれるお客様と良いリレーションが築ければ、すごいまた競争優位性には立てるのかなと、その考えの元進んでます。

 

 

企業文化の違いも

正直なところですね、2社で一緒にやるっていっても、完成した今だから言えるがやっぱり企業文化の違いとかがすごいありまして。

 

なかなか初めは、私たちタツミコーポレーションの方は一緒にプロジェクトメンバーを組むって割と公に募集したりしてたんですけど、アサヒディードさんは割とクローズで限られたメンバーでやっていて、ちょっと内緒でやりたいんだというスタートから始まり、やっぱりそれぞれの会社での合意や確認を取っていくにあたっての困難もありました。

 

けど、やっぱりそれを乗り越えていくとお互いの相互理解が深まったりとか、絆が深まっていって、初めは大変でしたけど、やっぱり同じ志を持ってチャレンジすればできるんだということも分かりましたし、進めていく中で機械に対する理解というのはプロジェクトメンバーに付いたのかなと。

 

 

企業文化の違いというハードル。しかしそれを乗り越えた先にある成長。
メーカー側の苦労や醍醐味も共有することができた。
 
 

 

メーカー側の立場も少しこう通すことによって受かるか落ちるかのハラハラドキドキも一緒に味わいながらというところと、機械ってこうやって作ってるんだっていうのがあって、そういうのが分かったというのはすごい良いことなのかなと思います。

 

 

両社とも人材育成というところにはものすごい力を入れている会社ではありますので、本当に人の成長というのは本当に嬉しいことだなという風に私も思ってますし、おそらく板倉会長もそう思われてると思います。

 

 

 

 

開発途中にコロナが襲う

その中で2年という開発期間もかかりましたし、本当にコロナ前にスタートしてて、コロナが来てどうするのというのもありました。

 

(けれどもそこを乗り越えて)やっぱり良い業界にしていきたいなと思ってますんで、タツミコーポレーションのメンバーもそうですし、アサヒディードさんのメンバーもそうですけど、共に良い業界になるように頑張っていきましょう。

 

 

最後に機械の説明について

 

 

早速パチスロミクちゃんとイドムンのミラクルチャレンジの内容についてご説明致します。

今機は設定ミクちゃん、設定イドムンと名付けたスペシャル設定が搭載されております。

私達はこの機械でお客様にパチスロの??推測する楽しさを存分に提供したいと思っています。

 

一昔前と違い、今はオープンする前にほぼすべてのスペックや演出の情報が提供される時代となりました。その機械を十分にご理解頂き、プレイする動機が明確になるという流れが(本来)いいのですが。

 

この演出はなんだろう、もしかしたら高設定かもしれないな、等とお客様自身で推測するパチスロ本来の楽しさを奪っているのではないか、という疑問がわいてきました。

 

私達はあえてご提供する情報を設定1と6の、確率と出玉率に絞らせて頂き、その他の情報についてはお客様に遊技しながら推測を楽しんで頂きたいと思っております。

 

本日ご来場のマスコミの皆様には大変申し訳ないのですが、ご理解頂けると幸いです。

またよろしければ私達の店舗に来て頂いて、パチスロ本来の楽しみをご堪能頂ければと思います。

 

 

 

 

設定1で100%以上、設定6で108%以上、大当りの確率も高めとし、設定1で113分の1、設定6で96分の1と致しました。

演出は知識がなくても誰でも遊べる完全告知機と致しました。

上パネル、ミクちゃんとイドムンの間にあるミラクルランプが光れば大当りとなります。

告知タイミングは先告知、後告知、両方あります。総告知パターンは26種類ございます。常にお客様が新たな発見ができるよう、たくさんの告知パターンをご用意致しました。

同時抽選を搭載し、常に大当りの期待を持てる仕様としております。

サウンドは多数のオリジナル楽曲を作成しました。ミクちゃんボーナス、イドムンボーナスそれぞれのキャラクターに合った大当りサウンドを堪能して頂けると思います。

 

キャラクターのボイスは総勢10名の中からキャラクターに合った声をプロジェクトメンバーみんなで協議しミクちゃんはアイドルマスター福丸小糸役の田嶌紗蘭さん、イドムンはモンスターストライク ペンネファウンティ役の河実里夏(かわみりか)さんに担当頂きました。

 

 

〜以上全文書き起こし〜

 

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