【PMJ番外編 海外パチンコ】ベトナムパチンコの視察に行ってきました その3
2016.09.22 14:07
遊技台・検定情報第3弾です。遅筆ですいません。
ベトナム視察に行ってきましたので、その雑感乱文、やや紀行記よりの内容でございます。
なお営業内容やもろもろ詳細は守秘がございます。
雰囲気が伝われば…という事で、肩の力を抜いてご覧いただければと存じます。
以下からご確認くださいませ。
PMJ番外編 ベトナムパチンコに行ってきました
参考 パチンコホールがベトナムに/新潟の三井企画がベトナム進出/全168台が「普通機」
https://p-media.info/news/15915
【ベトナム・カントー】新潟県を中心にチェーン展開している三井企画は7月13日の現地時間午前10時、ベトナム南部最大の都市カントーに、同国初となるパチンコ店の新店「MEKONG GAMES」(168台)をグランドオープンした。同社が現地パートナーと共に設立した新会社「MEKONG GAMES WORLD LLC」が運営母体となる。 (遊技通信より)
★ベトナムパチンコの視察に行ってきました その1
https://p-media.info/market/16313
★ベトナムパチンコの視察に行ってきました その2
https://p-media.info/market/16340
隣のレストランにて
現地U氏とがっちり握手をすることが出来た。
いや、正しくはがっちり名刺交換をすることが出来た、だろうか。 はるかベトナムの地でも名刺を差し出すジャパニーズスタイルは変わらないのだ。はじめましてこちらこそという世界共通のやり取りを経て、促されるままに、私、同行のI氏、ガイドのタンさん、そして現地U氏の四名はひとつのテーブルを囲む。
いやはや。羽田を飛び立ち、一回香港で乗り換え、ガッタンガッタンとグルングルンを経てまずは一つの決着をつけることができたようだ。まあ、ひとつの句読点だ。 なにせ異国の事。可能性としては「店に辿りつけない」という最悪のケースもあっただけに、とりあえず一息といっても良いだろう。
とはいえ本題はここから。
到着するために来たのではない。この目で見て、耳で聞いて、熱量を感じるために来たのだ。
しかしビジネスの話はここでは割愛する。
言えることと言えないことがある。今回は紀行記なのだ。すまんすまん。
ひとしきりその手のビジネス話を終えた後、隣のレストランに場所を移し、少し意地悪な質問をしてみた。ベトナムと聞いた時、どうでした、躊躇はあったでしょう。えっと思ったでしょう。びっくりしたでしょう、どうなんだどうなんだ、本当の所を述べてみよ、と、あくまで紳士的に、それでもやや詰め寄り気味に切り出す。 ビジネスだけではなく人間性に切り込んでこそ面白い。
「いや全く無いですね」
「全くなかったですよ」
「海外は慣れておるのですよ」
氏はこちらの質問に動じること無く、微笑を浮かべる。氏はそんな事では動じないと、そうおっしゃるのだ。あまりの余裕の表情にフワッと風が吹いたような雰囲気すらあったネ。四名の日本ベトナム首脳会談と呼ぶべき会談は二本目のハイネケンに突入しながら様々な話題に終始した。
遂にベトナムパチンコ
千鳥足とは言わないが、ややほろ酔い、ベトナムハイネケンを摂取したゆるふわ気分でパチンコを打つ。
遂にベトナムパチンコ、初体験である。
異国の日差し。メコン川の風。ハイネケン。五百円玉…ではなく、ベトナムドンをカードにチャージして、玉を購入する。(ベトナムでは購入と書きつけても良いのだよ、ふふふ)こちらの方式はサンドから「ジャー」と玉が出てこない、いわゆる「展示会スタイル」「循環式スタイル」のパチンコなのがやや残念だが、郷に入りては郷に従え。Do as the Romans doだ。数発の玉が上皿にあり、プラ版で蓋がしてある。そこからパチンコ玉が打ち出され、天釘、道釘を絡み、アウトに落ち、再度上皿に循環して戻ってくる仕組みだ。業界人向けには展示会スタイルとしたが、一般ユーザー向けにはゲームセンタースタイルといったほうが想像がしやすいだろうか。
久々の普通機は単純に面白かった。
右と左でしっかりと釘調整をしており(ベトナムでは釘調整と書きつけても良いのだよ、ふふふ)入賞後の「左」「真ん中」「右」のチューリップに効率よく入るようストロークを調整する。普通機を打つ際のコツは「俯瞰」だ。足やチューリップや天釘など、一箇所を注視してはいけないのだ。見るとも無く見る。何となく全体を把握する。そして自然にストロークを調整する。盤面全体で楽しむという、今はあまり無いかつての愉楽がベトナムでは味わうことができる。はるか彼方、ベトナムパチンコを訪れた日本人にはそんな楽しみが残されている。
最終的には潜して終了させたが、しっかり玉が増えた。
日本のパチンコ業界人は楽しんだ。
しかし、どうだろう、一抹の不安は「ベトナム人にとっては、最初は、デジパチの方が良いんではないだろうか」という余計なお世話もある。これは良心に従って、本心を書くことにした。色々な意見があるのは知っているが、音と光のアディクションだってひとつのパチンコだろう、とそう考える。どうせだったら、キュインやビカビカやギュイーンといった、THEデジパチの演出を楽しむベトナム人を見てみたかった。これは正直なところを書いておく。
とはいえ、現地ガイドのタン女史もパチンコを楽しんだようだ。
感想も聞いてみた。根源的な、なるほどなるほど的感想も聞くことが出来た。
パチンコ初体験、しかもベトナム人、そんな感想を聞けることってそうは無いぜ、君。
(次回不定期更新)