グローリー+ダイナム取り組み「夜のパチンコ店をトラック休憩所や中継輸送の拠点として提供」
2025.06.02 5:47
営業事例
おはようございます、本日もよろしくお願いします。
グローリーNさんの話題をピックアップ。
夜のパチンコ店をトラック休憩所にという内容です。
以下からご確認くださいませ。
グローリーN、夜のパチンコ店をトラック休憩所に
>グローリーナスカ(東京都墨田区)とパチンコホール大手のダイナムは、全国のパチンコ店の駐車場を活用し、物流業界の課題解決を目指す「トメレル」というプラットフォーム事業の実証実験を推し進めている。
>グローリーナスカは運送会社とパチンコ店をマッチングさせ、特に夜間営業していない時間帯の駐車場をトラックドライバーの休憩所や中継輸送の拠点として提供している。
ダイナムさんと協業、
深夜のパチンコホール駐車場を「トラックドライバーの休憩所や中継輸送の拠点として提供」という取り組みです。
噂は聞いていましたが、メディアに載ったのは25年5月と最近。
おっと目を引く、耳目を集める取り組みですね。
物流課題解決へパチンコ店の駐車場を有効活用
>現行の暫定料金体系は1回あたり2000円から4000円程度。今後、利用時間や車両の大きさによる料金設定も検討されている。
▲パチンコ店「ダイナム」の駐車場を休憩所利用する永井運送のトラック
暫定とありますが「1回あたり2000円から4000円程度」の料金をキチンと取っています。
1日数台のトラックが確保できれば約30万円くらいの粗利益でしょうか。
プラットフォームも自社開発みたいです。
(全国に広げるでしょうから)5000ホール*月間30万円=15億円くらいの規模がマックス。
プラットフォームで20%手数料であれば3.5億円粗利を見込むビジネスモデルですね。
>ダイナムの経営企画部、事業開発担当リーダーである竹内敦哉氏によると、この取り組みは3年前に立ち上げたプロジェクトチームの一環としてスタート。コロナ禍で来店客が減少し、駐車場の稼働率が低下する中、遊休資産となった駐車場の有効活用を模索していた。「当社には全国に424店舗あり、1日に25万人のお客様が来店。しかし、特に夜間は店舗が閉まると広い駐車場が空いたままになるため、それを活用できないかと考えました」と竹内氏は説明する。
>現在は基本的に夜間の利用を想定しているが、店舗の状況に応じて昼間の運用も試験的に行っている。特に20年前ほど前に建設された店舗は駐車場が広く取られていることが多く、日中も余裕があるケースがあるという。
地域や店舗の特性に合わせた柔軟な運用
そのため、グローリーナスカは物流企業からのリクエストに対して、現時点では一件一件確認しながら対応しているという。トラックの休憩・待機だけでなく、中継輸送など用途もさまざまで、使用面積や使い方も異なるため、店舗ごとに許可を取る必要がある。現在はいわば手作業でマッチングを行っているが、事業化後はシステム化、自動化を進めていくという。
>物流事業者への周知については、「日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会」を通じて1600社近くの運送事業者に案内を行っており、実際に実験で利用している傘下運送事業者が多いという。
記事でのシチュエーションから以下は抜粋。
「荷主の指示で『近くのスーパーの駐車場で待機してください』と指示されて駐車場に車を止めていてトラブルになることもあります。待機の場所が見つからなければドライバーは休憩もできず、燃料も時間も無駄になっています」
業界が違うのでわからない事がありますね、なるほどです。

▲駐車場でトレーラーヘッドを換装するアイエヌラインの車両。ドライバー交代、積み替えなど、さまざまな活用が可能
物流問題は言わずもがなでしょうか。
これからが楽しみなサービスですね。
コレ系はAI概要まとめ、ということで下記もご確認ください+リンク先もご確認ください。
AI概要
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トメレル:パチンコ店の夜間未使用の駐車場を、トラックドライバーの休憩所や中継拠点として活用するマッチングプラットフォーム。
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主な関係者:
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貨幣処理機器や情報処理サービスのグローリーナスカ
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全国パチンコホールを展開するダイナム
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実証実験の内容
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約2年半前にスタート。現在はダイナムの90店舗が駐車場を提供中。
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想定される利用用途は以下の5つ:
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休息
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夜間休息
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待機
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荷物の積み替え
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中継輸送
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利用料金:1回2,000〜4,000円程度(車種や時間で今後柔軟化予定)
物流業界の背景と課題
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2024年問題:時間外労働の規制強化により、ドライバーの労働環境改善が急務。
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現在の課題:
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SA・PAは満車が多く休憩できない
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路上駐車・コンビニなどでのトラブル
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荷主指示による不適切な待機場所
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→「トメレル」がこれを解決する有力な施策に。
実績・評価
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実験参加企業:
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福岡県の運送会社:静岡の店舗でドライバー交代による日帰り運行を実現
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青森県の運送会社:仙台の店舗を毎晩利用
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神戸市のケースでは待機所として利用され、高速道路SA利用が不要に
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利用者の声:
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無駄な走行や燃料コスト削減
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精神的・肉体的負担の軽減
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運行計画の立案がしやすくなった
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パチンコ店側のメリット
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夜間の遊休資産(駐車場)の有効活用
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新たな収益源
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社会貢献イメージの向上(例:東日本大震災時に10億円寄付など)
今後の展望
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実証実験は2025年9月まで継続予定
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今後の取り組み:
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予約システムの導入
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システム化・自動化
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他業種(ホームセンター、家電量販店など)への展開
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他企業との連携強化
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コメント(関係者の声)
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グローリーナスカ・福井氏:
「運ぶ人のための仕組みが足りていない。我々のネットワークで物流を支えたい」
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ダイナム・竹内氏:
「社会貢献の一環としてトメレルを育てていきたい」
この取り組みは、物流課題の解決とパチンコ業界の新たな活用モデルという両面から注目されるもので、業界横断型の成功事例として今後の展開が期待されます。