前年同期は赤字の遊技機部門がガラッと改善「利益の84%」セガサミーホールディングス決算短信
2023.08.03 8:45
営業動向
おはようございます、本日もよろしくお願いします。
ホール企業の決算短信についての話題からスタートです。
セガサミーホールディングスさんの「2024年3月期第1四半期決算短信」が掲載されました。
以下からご確認くださいませ。
2024年3月期第1四半期決算短信
早速ですがまずは数値から。
2024年3月期第1四半期(23年4月1日〜6月30日)決算短信となります。
まさにスマスロ北斗を中心としたタイミングですね。
IR資料においてもスマスロ北斗についての記事が確認できました。
下記はIR資料から抜粋
遊技機業界におきましては、パチスロ機が牽引する形で良好な市場環境が継続しております。
パチスロ機においては当グループにおける『スマスロ北斗の拳』をはじめ、6.5号機及びスマートパチスロにおいて話題性のある機種が登場していることから、高い稼働水準を維持しております。
パチンコ機においては新たなヒット機種が登場しておらず、稼働水準も低調に推移しておりますが、2023年4月より従来のパチンコ機と比較して幅広いゲーム設計が可能なスマートパチンコの導入が開始されております。
数値について
売上高:108,050(百万円)
営業利益:22,556(百万円)
経常利益:23,096(百万円)
四半期純利益:17,259(百万円)
とにかくTHE増収増益という数値です。
売上高は前年同期比で1.63倍。
営業利益はなんと8.12倍という非常に素晴らしい数値になりました。
遊技部門について
続いて遊技機部門についてです。
セガサミーホールディングスは「エンタテインメントコンテンツ」「リゾート」そして「遊技機部門」という3本柱になっています。
それから気になる今後ですが【部材調達状況は改善傾向となっておりますが、引き続き注視】という一文も確認できました。
>パチスロ機におきましては、『スマスロ北斗の拳』等の販売を行い、64千台の販売(前年同期は8千台の販売)となりました。
>『スマスロ北斗の拳』の販売台数につきましては既に計画を上回り、2023年8月にも追加販売を予定しております。
>以上の結果、売上高は50,979百万円(前年同期比382.9%増)、経常利益は21,836百万円(前年同期は経常損失646百万円)となりました。
という事でセガサミーホールディングスさん決算短信でした。
前年同期は「遊技機部門は赤字も、エンタテインメントコンテンツが大きく牽引」という内容でした。
※前年は利益のすべてがエンタテインメントコンテンツ/遊技機部門ほかは赤字
下記は2022年の数値です
が、今期はガラッと変わり、まさにサミーさんの存在感が増しました。
売上の半分が遊技機部門。
利益の84%が遊技機部門となっています。
下記は2023年です
今後にも要注目ですね。
詳細はリンク先からもご確認くださいませ。
https://www.segasammy.co.jp/cms/wp-content/uploads/pdf/ja/ir/20230801_q1_tanshin_j.pdf