三共決算資料から/パチンコ好調で粗利益9億円増加もTVCM他広告宣伝費も9億円増加

2021.11.24 8:35

営業動向

続いて三共さんの決算資料からピックアップです。

2022年3月期 第2四半期決算説明資料ですね、

好調な数値はもちろんなのですが、解禁されたテレビCMなどの数値が要把握です。

以下からご確認くださいませ。

 

 

 

まずは好調な業績ハイライトを確認

 

 

言わずもがな、ガンダムユニコーンなど好調なパチンコ販売を受けて素晴らしい数値です。

営業利益は1.68倍ですね。

 

連結売上高は280億円、前年同期比10.8パーセント増、連結営業利益は29億円、168.7パーセント増、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券の売却による特別利益もあり、45億円、225.0パーセント増

 

パチンコ機関連事業については2桁の増収増益、販売台数は60,740台、パチスロ機関連事業については、前年に引き続き営業損失となり、販売台数は2,384台となりました。

 

 

 

営業利益の構成と前年対比について

 

 

続いて利益についてです。

 

パチンコ機販売における粗利益が9億円増加、パチスロ機販売における粗利益が5,000万円減少しました。主な販管費の増減では、広告宣伝費は9億円の増加、販売手数料は5億円の増加、研究開発費は3億円の減少となりました。

 

 

ポイントとしては

「パチンコ機の好調販売で粗利益9億円増加」

「しかし広告宣伝費も9億円増加」

という2点になると考えます。

 

 

費用構成について

 

で、広告宣伝費です。

当然ですが「今期から解禁となった機種CMに係る費用が増加したことが主な理由」という一文も確認できました。

 

費用構成について、主な内訳は、広告宣伝費は12億円、前年同期比391.4パーセント増、販売手数料は9億円、117.2パーセント増、研究開発費は56億円、5.4パーセント減、給与手当は11億円、8.7パーセント減となりました。

なお、広告宣伝費が前年比で大幅に増加していますが、こちらは今期から解禁となった機種CMに係る費用が増加したことが主な理由となっています。

 

 

 

 

ガンダムユニコーンは増産もありますので、トータルでプラスにはなるでしょうが、やはりマスCMは抜群にお金もかかりますね。

しかし「マーケットを作る」「ニッチではなくメインストリームを取りに行く」とはこういった事でしょう。

大企業で多くの人材を抱え、大きな売上を出すという事、プラス社会への役割が垣間見える資料でした。

 

 

 

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