影響見極め困難で未発表だった「サミーさんの今後」について発表/売上利益台数ほか
2020.08.11 9:34
営業動向
続いてサミーさんの資料からピックアップです。
コロナの影響について「通期業績予想に関するお知らせ 」が発表されました。
これまでは「影響の見極め困難」ということで未発表でしたが、さてどんな内容でしょうか。
以下からご確認くださいませ。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が
当社事業に与える影響を見極めることが困難であったことから未定とさせて頂いておりましたが、
緊急事態宣言解除後の各事業の状況等、
現時点において入手可能な情報や予測に基づき通期連結業績予想を算定いたしました。
詳細は下記リンクから
https://www.segasammy.co.jp/japanese/pdf/release/20200805_forecast_j_final.pdf
セグメント別の内訳について
(遊技機事業)
パチンコホールの稼働状況は徐々に改善しているものの、旧規則機の撤去期限が延長されたことにより、本格的な新台への入れ替えは2022年3月期になると想定されます。
このことから、2021年3月期はパチスロ遊技機52千台(前期:123千台)、パチンコ遊技機71千台(前期:104千台)を計画しており、経常損失の計上を予想しております。
(エンタテインメントコンテンツ事業)
主にアミューズメント機器・施設分野がCOVID-19の影響を強く受け、低調に推移することを予想しております。一方で、コンシューマ分野においては、引き続きゲーム需要及びダウンロード販売の増加を見込んでいることから、好調に推移すると想定しており、エンタテインメントコンテンツ事業全体では、経常利益の計上を予想しております。
(リゾート事業)
引き続き日本国内におけるIR参入に向けた費用計上を予定していることに加え、国内においては『フェニックス・シーガイア・リゾート』、海外においては『パラダイスシティ』がCOVID-19の影響を強く受けて施設稼働が低下していることから、経常損失の計上を予想しております。
パチンコ関連もそうですが、リゾート事業も厳しい見込みです。
コロナ後における売上高や利益をみると、サミーさんは既にパチンコメーカー「だけ」ではないですね。
通期見通しについて
■今後の取り組み
当社事業の多くがCOVID-19の影響を大きく受けている状況に鑑み、外部環境に適応した構造へと変革すべく、構造改革委員会を設置いたしました。構造改革委員会では、
①非事業資産を対象としたバランスシートの見直し
②市場環境の変化に適応できる組織体制の構築
③グループ全体の固定費を中心としたコスト削減(削減目標150億円)
等に取り組んでまいります。
詳細は下記リンクからもどうぞ
https://www.segasammy.co.jp/japanese/pdf/release/20200805_forecast_j_final.pdf