BREAST!! 非モテはマーケに関わるな! リスペクトマインド株式会社 vol.1
2018.04.06 10:53
BREAST!!前回の投稿ではご好評を頂きました、今回は第二回目。
それでは、『BREAST!!』(ブレスト)お楽しみください。
BREAST:
「ブレインストーミング」の略語として
「胸を張る」「立ち向かう」などの意味のBREAST、なども含めたピーメディアジャパンの造コンテンツ
視る詠む訊く―、アクションしたユーザーに対し、価値を提供できる対談コンテンツを目指し運用します。
『読んで終わり』ではない、体験型価値創造コンテンツ。
リスペクトマインド株式会社 代表取締役 武内臣介
―と言うことで、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―武内さんと、初めてお会いしたのは確か、3年前?の全遊振でしたかね。
そうですね、それが初めてでした。
―その後中野サンプラザでもセミナーでご一緒しましたね。集客、私が1位で(笑)
僕2位で(笑) 残念でしたけど……
―いえいえ、すみません(笑)
―さて、改めまして!武内さんの経歴からお伺いしていきたいと思います。
はい、パチンコ業界は日拓に新卒で。3期生ですね。そこの現場で9年間。飲食にも異動などありながら、でした。
―飲食!それはどのくらいですか?
9ヶ月ほど。短かったですよ。
―武内さんのイメージって、良い意味で業界人らしくないな、っていう。それってもしかしたら、飲食業界に携わって出来たベースなのかなとかも思ったりしますね。
そう…なんですかね(笑)
―(パチンコ業界人)らしくないですよね?
よく言われます(笑) で、その後「通販会社」をやろうと思って独立して。
―えっ
一年で撤退して。
―えっ(笑)
通販会社をやろうって思ったのが21年前。日本の民芸品や工芸品を取り扱うような。ちょっと時代先取りしすぎた感はありました。
―それを挟んで
またホールに。そこの法人で最後は部長職までさせてもらってました。
―で、そこから独立。
そうですね、11年前。36歳の頃でした。
―なるほど。独立当初はいかがでしたか?
設立後3年間は、メチャクチャ良かったですよ。まだまだ業界も元気でしたし。
―その当時から?主力の商品はランチェスター?
ランチェスター協会 認定インストラクター
昔も今も、基本はランチェスターですね。
―ランチェスターって、みんな聞いたことは有ると思うんですけど。改めて、『それって何ですか?』と尋ねたら?
ランチェスター戦略っていうのは、競争で『勝つための戦い方』です。例えば、ホールの客数によって資金力も変わってくるので、市場の中での立場も変わってくる。その中で、どうやってお客様に支持されるか。どうやって、『お客様喜ばせ競争』に勝ちきるか。そういった戦略を体系的にした物ですかね。
―お客様喜ばせ競争!確かに。これは腹落ちしますね。ところで、パチンコ業界できちんとランチェスターの資格を取っているのって、武内さん一人だけですよね?
あ、いえ。もう一人いらっしゃいますね。ホールの方です。
―そうなんですね、なるほど。パチンコ業界って結構ランチェスター×2言いますけど、実際ちゃんと資格を取っている人はほとんどいない、と。
まあ、必ずしも資格が必要な物ではないんですけど。間違って伝えてしまわないようにはしないといけませんよね。
―確かに。自己流は良くても、間違った伝え方はダメ、と。実際にどういう効果が出るんですか?
まずランチェスターにおいては自店の立場・順位に応じて、どう戦っていくのかを考えていく。1番店以外は「すでに負けている」という状況なので『部分で勝つ』、と言う考え方。
ある分野・部門でNo.1の支持をもらっていく、と言うことですね。
―逆を言うと、ランチェスターを使えていないホールさんは、部分で勝てていない?
部分で「勝つ」ことはやっているんですね。やっているんですけど、勝ちきらない。
―おっ、勝ち「きらない」。良いフレーズが出ましたね。
「こんなもんで良いかな」、で終わっちゃっていますよね。部分でNo.1を取ったときの、そこから繋がる効果とか副産物が作り出せていないホールさんが多いです。
―わかりやすいです。より具体的な事例で言うと?
代名詞効果って言うのがあるんですけど。例えば「あそこのお店は○○が良いよね」とか。高橋さんのレポートでもありましたよね、「ジャンル分け」配置。
―ありましたね、最近グランドオープンした大手法人さんなど、機種訴求のみではなくスペックごとのジャンル分けなどで「コーナー演出」なんかを上手くやってますね。
コーナーを作って、そこにとことん注力して、しっかり集客して……すぐ増台しちゃう。
―確かに多いですね。それはダメ?
いえ、上手くいけば良いんです。けど、大半が増台して「普通」のコーナーに戻っちゃう。差別化のアクションが乗っかったままなら良いんですけど、普通のコーナーに戻っちゃう。
―所謂、「勝ちきらない」
そうです。一個「勝ちきった」ままの部分を持っていると、コレも良いからもしかしたらアレもいいんじゃ無いか、と言う期待感は持ってもらいやすいですよね。それを自ら手放しているとも言えますね。
―武内さんの研修を受けると、そういった勝ちに対しての「棚卸し」「整理整頓」をして頂けると。あれもこれも出来ない、そんな今の時代にはよりマッチしていると思いますが。
必要ですね。衰退状態の今、特に必要な考えかたです。闇雲にやっていく余裕もリソースも無いはずですから。一番店以外は「すでに負けている」ので。
負けている状態からどう戦うか。自分たちのリソースをどう使うか。全部で戦えないし、勝てないならばどの部分で勝っていくのか。
これは別業界の話ですけど、ホンダがインサイトを発売してきたときに、トヨタはどうしたか。従来は、トヨペットはこの車種、メッツはこの車種、と言うように販売していたのですが、全ての代理店でプリウスを販売しだした。徹底的に1番店の戦い方をしたわけです。とにかく差別化すると。
―確かに。武内さんみたいなプロフェッショナルに自店を見て頂くって言うのは良いですよね。自分のお店は、距離が近すぎて良いところも悪いところも見えなくなると言うことが往々にしてありますしね。
そうですね、皆さん頑張ってらっしゃる。頑張っているからこそ見えないコトってたくさん出てきてしまいますから。
差別化戦略をやるうえで視点のシフト、「コト視点」への移行が大切です。体験価値を検証すると言うことですね。機種も同じ、設備も同じ、貸し玉も同じ、と言う中で自店を支持してもらうためには何を差別化したら良いか。自店でしか「体験できない価値」を提供することなんですね。
非モテはマーケティングに関わるな
私のランチェスター研修を受けてもらうと、夫婦仲が改善されたり、上司が部下に頼られるようになったり、部下が上司に信用されたり。そういったことが非常に多くあります。
相手が欲している物を提供する。これがマーケティングの基礎であり神髄ですからね。
―人を喜ばせることイコールお客様を喜ばせること。お客様喜ばせ競争、というのはそういうことですね。
端的に言うと、モテるようになります。私の研修を受けると(笑)
―なるほど!異性に、同性に、モテない人は他人を喜ばせることが苦手、マーケティングには向いていないと言うことですか。
逆を言えば、モテる理屈を分かってからマーケティングをやってほしい。
組織作りも、上司と部下の相互モテ関係ですし、お客様との関係も同様です。単純に表面だけのシェアを取りに行くのではなく、ちゃんと喜ばせ競争に勝てているか。業界として喜ばせることを考えていかないと、もっと衰退してしまいますしね。
―1番店で8割シェアとれていてもマイナス成長の時代ですしね。
そうですね、モテ続けて行かないと(笑) 何をどうするとモテるのか、ランチェスター戦略を踏まえてお伝えしていけると思いますよ。
体験価値の創造、コト視点の創出
1番店以外はすでに負けている―。純然たる事実なのですが、そう実感しながら日々走り続けるのは辛いものがあります。
部分で勝つ、部門で勝つ。
小さくても勝機を見いだし、しっかり勝ちきる事で生き残りや成長が得られると言うこと。
モテてマーケティングに関わっていくということ。
学びと気づきの多いBREAST!!だったと思います。次回もより濃い内容を掘り下げて、聞いていきたいと思います。ご期待下さい!
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