23歳のP業界人が見てきた中国フィンテックとパチンコ業界【SDNエンジェルプロジェクト】コラム1/4
2018.12.04 10:30
コラムPMJの新しい特集がスタートです。
弊社と協力関係にあります「株式会社SDN」さんの新しいプロジェクトがスタート!
早速、そのプロジェクトの内容をPMJコラムで書いていただきました!
今回のプロジェクトは「23歳のP業界人が見てきた中国フィンテックとパチンコ業界」になります。
ぜひご活用下さいませ!
流石にに今の業界人の中で
「パチンコホールに中国のフィンテックは関係ないよ」
「他業種の事を知ってもしょうがないよ」
という方はもう居ないとは思いますが、やはり脳みそを刺激する内容が盛り沢山です。
ぜひご期待下さいませ!
※SDNエンジェルプロジェクトについてはコラムの最後に!
パチンコ業界人が中国フィンテックツアーに
早速ですが、今回のSDNエンジェルプロジェクトでは
【若いパチンコ業界人】が【中国フィンテック体験ツアー】に参加。
フィンテック=金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きの事。
まさに最先端の技術を体感してきたようです。
日本を、世界を代表する企業が参加するツアー
ちなみにこのツアー。
日経新聞さんのプロデュースするツアーなのですが、ツアー参加の面々が凄すぎ。
書いて良いのか悪いのか、といったら、まあ悪いので
「世界的な企業」「日本を代表する企業」「スーパー大学の教授」などなどそうそうたるメンバー。
まさにパチンコ業界人を代表して参加してきたようです。
ということで今回のSDNエンジェルプロジェクト、参加者はこの方。
弱冠23歳(!)のパチンコ業界人です。
さて早速ですが「中国フィンテックとパチンコ」コラムスタートです。
まずは第1回目。全4回に分けて連載してもらいますので、ご期待下さいませ!
以下市川氏のコラム:アリババ直営のショッピングモールから学ぶエンターテイメントとしてのパチンコホール
「アリババ」という会社をご存知でしょうか?
ご存知の方は、どんな会社か知っていますか?
アリババ特異日1日の売上=楽天の1年の売上
アリババは中国に本社を置く会社で、ネット通販首位。その中でも一番有名なのは「独身の日(シングルデー)」。2009年に独身の人向けにセールを始めたことがきっかけで、今年の11/11にはアリババ1社だけで3.4兆円販売したとのこと。
コレは楽天の【1年間】のオンラインショップの販売額と同等なんです。
https://www.wwdjapan.com/726717
https://corp.rakuten.co.jp/investors/documents/results/2017.html
https://netshop.impress.co.jp/node/5154
このように、私が中国の視察ツアーへ5日間参加してきた中で「読んでくださっている方の中国に対する印象を180度変える」内容でお届けしようと思います。
アリババが手掛けるショッピングモールで
第1回の今回は、ネット通販が主のアリババが手がける、直営のショッピングモールをご紹介致します。
場所は大阪と同じくらいの人口の杭州市にある、アリババ本社の真横
簡単にまとめると
・メインの建物には地下1階~5階まであり、50弱のテナントが入居
・主にアリババで働く従業員のために作られた
・上記の理由で一般的なショッピングモールとは異なり、飲食店や家電雑貨関連のテナントが多い
・アリババ直営のテナントがある
特に目を引いたのは、各テナントに1つずつ設置されていると言っても過言ではないほどどの店にもおいてある、デカイ液晶。いわゆる、電子看板(デジタルサイネージ)ですね。
デジタルサイネージ活用!
1.電子看板に立つだけで「こんなん好きでしょ?」
この電子看板の前にたつだけで、骨格などを読み取り、膨大なビックデータからその人の性格や嗜好を読み取りサジェストしてくれます。
他にも、ZOZOやユニクロが提供しているようなバーチャル試着ができるシステムや化粧品の試用イメージも確認できるAR技術で購入前に確認できます。
これらが当たり前のように置いてあって、日本のショッピングモール顔負けの設備の数々。
しかも、人流分析も行っていて、どんな人がどんな商品をどれくらい見てどの商品を買った、という情報も蓄積しているそう。そういった情報が活用されているんですね。
まだまだあります。
2.電子看板でも「こんなん好きでしょ」
こんな看板、日本にもよくありますよね
WEBで見る広告がユーザーごとに違ったものが表示されるのはもう一般的な技術ですが、このショッピングモールではこういった電子看板でもビックデータに基づいてユーザー解析を行い、そのユーザーの趣味趣向にあった広告を表示しているというのです。
3.まだまだある!こんな技術とこんな体験
何が凄いかイマイチピンとこない方はこちらからは大注目です。
ここは地下にある、水族館。
家族連れが水槽にいるカニや魚をとってすぐに色んな料理に調理してもらい、食べられる、というサービスです。
子どもたちはもちろん、大人たちの真剣な顔、楽しそうな顔。日本では漁港に行かないとこんなことできません
他にも、こんな自販機が。
普通の自販機じゃん、そう思われる方がいるかもしれません
ホ・ン・モ・ノのオレンジが!? 買うたびに、全部自動で皮を剥き、絞ってジュースになってペットボトルで出てくるまでの過程が全部見れちゃいます。
コーヒーより斬新で画期的!
オレンジだけでなく、ヤシの実やみかんも。
もうお気づきの方もいるとおもいますが、水族館ではなくスーパーマーケットです。
こんなツイートも見つけました。
上海にあるアリババ直営の回転寿司屋さん、ではなく、飲食店です。
#Alibaba’s ingenious automated eatery, “Robot.He,” is now open in Shanghai. Small, round-shaped robot servers whizz along a gleaming miniature highway to deliver meals directly to your table. pic.twitter.com/ainJPQd7fP
— People’s Daily,China (@PDChina) 2018年11月26日
https://twitter.com/PDChina/status/1066949676769828864
人件費削減になるのはもちろんですが、見た目も可愛さ、面白さが抜群です。
共通点は「エンターテイメント性」
ここまでアリババ直営のショッピングモールを紹介してきましたが、なにか共通点がありませんか?
それは「面白さ」「楽しさ」つまり、エンタメ性です!
中国の市場も日本同様、「モノよりコト」「量から質重視」へと転換しています。
テクノロジーとデータを駆使し、オフラインとオンラインが融合したリテールビジネスによって、より優れた顧客体験を届けること。どの仕掛けも、「消費者体験が中心」で設計されています。
他店、他所にはないエンタメ性の高さがが多くのお客様を虜にしているのだとヒシヒシと感じることができました。
パチンコホールでもエンターテイメント性
では、大衆娯楽として発展した日本のパチンコ店はどうでしょうか?
法律の制約、遊技機の制約などはありますがその中で、
「エンターテイメントを楽しむためのパチンコ店」をお客様に提供していくことが大切だと感じます。
設定で見せるホール、設備で見せるホール、遊技機で見せるホール、接客で見せるホール
どれを最重要視するか「正解」は1つではないと思いますが、
高設定をしっかり投入することで「設定判別をする楽しみ、高設定を打つ楽しみ」を提供する
快適な遊技環境(設備・接客)で「ストレスなく遊技してもらう環境」を提供する
他店にはない遊技機を設置することで「他店では味わえない楽しさ」を提供する
モノ主体ではなく、1つ1つを「お客様体験が中心」で考えていくことが非常に重要だということを身に沁みて感じました。
次回の更新もお楽しみに!
今後、今日ご紹介したようなテクノロジーがホールや遊技機に搭載され、1台で色んな機種を遊べたり、玉積みなしでヴァーチャルで出玉を見せたり、AIが自分にオススメの機種をARで誘導してくれたり…と想像は尽きません!
次回はココらへんについてお話します。日本にはあるモノが無い!?
稚拙な文章で読みにくかったとは思いますが、お付き合いください。
SDNエンジェルプロジェクトについて
今回初めての実施となった「株式会社SDNエンジェルプロジェクト」
まずは中国フィンテックツアーへの応援を実施されました。
【夢のある業界人を応援したい】
【可能性のある業界人を応援したい】
【パチンコ業界の未来へ投資したい】
そんな想いがキーワードとの事。まさにエンジェルプロジェクトですね。
SDNエンジェルプロジェクトについて
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PMJから株式会社SDNさまにお伝えします。
但し、PMJの企画では有りません。先方があるプロジェクトですので、しっかりした文章でお願い致します。
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