番外編市場レポ 撃沈店舗に共通する残念なポイント

2012.07.28 12:32

コラム

あんまりマイナス点を掲載しても、嫌味だよなあ…とおもって控えていたんですが、簡単なコラム程度にであれば大丈夫かな?ということで番外編市場レポ 撃沈店舗に共通する残念なポイント、です。話の成り行きとしては市場調査仕事のついで・行き掛けの駄賃レベルですので、クライアント様にもお届けしておりませんし、ポイント化して数値もとっていませんし、フレームワークも活用していません。稼働率5%レベルの撃沈店舗に気づきがありましたので、ちょっとした感想コラム程度にお読み頂ければと。

※2012-1-25 15:39公開記事

 

※写真はイメージです。

 

残念ポイントその1『やりすぎ』

車のワイパーをイメージして下さい。右に左にシャコシャコ動きます。これを振り幅グラフとして、一番左が『全く手抜き』、真ん中が『適性』、一番右を『やりすぎ』というグラフとします。要は色々なファクトがある中でのバランスをこれでイメージする、という事なんですが、撃沈店舗の場合この針の振れ幅が極端という共通点がありました。まず店内環境。右に振り過ぎの『やりすぎ』パターンが目立ちます。店内音量が大きすぎる!やたらアピールしてくる。販促物や店内POP「それはつけすぎでしょ」島に2人にも関わらずPOPはずらー!、札もずらー!リニューアルやらアピールのぼりもつけ過ぎやりすぎ。

 

 

残念ポイントその2『やらなすぎ』

一方で一番左に振りすぎという『やらなすぎ』も非常に目立つわけで、掃除しない、電気付けない、ネオン付けない(節電とは無関係エリアです)接客しない、案内しない、兎に角いわゆるわかりやすいパターンですね。やらないから悪い。このパターンは非常にシンプルです。

 

 

まとめ『要はバランス感覚欠如』の問題。

つまり結論として、『程良い、良い感じ』の落とし所ができていないという事になると思います。一つ一つの事例を上げて、これを改善しよう、あれを変更しようというミステリーショッパーやコンサル的指摘は実はこの場合的外れで、もっと右脳的な、曖昧な、ファジーな、『何か』を求めて試行錯誤し、その『なんとなく良い空気』を作り『ワイパーの真ん中あたりを当てる能力』を磨くことが脱撃沈店舗のポイントなのではないかな?と思う市場レポでした。つまり店舗の指揮官の感性を磨かぬかぎりは、一時的な集客アップは出来ても(というか厳しい店ほど一時的には上がったりしますし)根本的な解決にはならないよね、という事だと思います。

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