そろそろAKB導入の準備を

2012.08.15 14:04

コラム

オリンピックの夏が終わり、盆が開けるとパチンコ業界はAKB一色になるタイミング。

リリースが始まる8月後半からは全国各地のホールでは、例の派手な役物がバシバシ動き、AKBのキャッチーな音楽が鳴り響くのでしょう…。

 

 

ということで、導入週は各ホール様で色々状況があるだろうが、そろそろAKB導入の準備にとりかからねばならない時期であります。『すでに考えとるわい!』という声も聞こえてきそうではありますが、僭越ながら導入準備について記事を書かせていただこうかなと思います。

 

 

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■『導入しました告知』の媒体を見なおそう。

1〜4番店で可能不可能がありますが、今回の機種AKB48は、できることなら『幅広いユーザーを狙いたい』版権であります。スペックもちょうどいいですし…。特に1番店の場合は市場規模を広げることが命題(=それが一番儲かる)になるのでぜひ取り組みたいところです。通常であれば、チラシ、ウェブ、DM、ポスティング、ロードサイドくらいになると思われますが、ぜひ媒体を今回は見直していきたいところ。優秀な広告代理店であれば、打診したら『なるほど!』という提案が来ると思いますが、例えば地域のフリーペーパーや雑誌、またローカル線のジャック等も面白いのではないでしょうか。ウェブでも単一なピーワールドさんだけではなく、例えば「AKB48」で検索*自分の店の市町村のIPを持つユーザーでクロスした広告もありだろうと思います。

 

■ポスターによる視覚だけでなく、5感に訴える。

DeNAの南場さんだったか、勝間さんだったか失念しましたが、彼女たちの出身であるマッキンゼーでは『5感で表現する』トレーニングをするそうです。なにかを表現しようとするとき、人間は基本『視覚のみ』に頼ってしまう傾向があるそうで…。それだけではなく、それはどんな風に『聞こえるのか』『どんな匂いか』『どんな感触か』『どんな味か』をぜひ表現したい。(パチンコに味なんかあるか!というツッコミが来そうですが…)要はつまり、色々な方向からメスを入れていきましょうよ!という事であります。例えばAKBは歌って踊るグループであります。平面的な2次元ポスターではなく、動画コンテンツでアピールしたいところですし、またせっかくのアーティスト版権→聴覚にも訴えたい。やりすぎると『特定機種の…』になりますので十分気をつけたいですが、導入時、お店の音楽でAKB48がかかっていないのは失礼にすら当たると思います。これも『特定機種の…』に留意する必要がありますが、スタッフのユニフォームもそれっぽくしたいですね。あとは「台」ではなく「人」という単位で読んであげたいとか、1台1台にAKBメンバーの名前を付けてあげたいとか、孫にAKBをキャンペーンとか、握手のできるお地蔵さん的マスコット作成とか、スタッフの評価基準にAKBの振り付けを入れるとか、あえて男性スタッフがAKBの衣装きちゃうとか、地元の音楽ショップやアニメショップとかと何かやるとか、限りなく出てきますが…。いずれにせよ特定の機種アピールにならない範囲で!やって行きたい機種ですね。

 

■島構成をどうするか再度考える

まずは、固めるか?バラすか?という問題があります。だいたい20台前後の導入が一般的になると思いますが、ボックスにするのか?列にするのか?というシンプルな議題がひとつ。ボックスのメリットは『一体感』狙うは絶大なインパクト一択。というところでしょうか。逆にデメリットは、ほか機種のユーザーへのアピールですね。ボックスで盛り上がる→変な空気でる→ハードルになって入りづらい島に、ではもったいない気もします。逆に列のメリットは『背中で鳴り響く例の音楽』になるでしょうか。おお!なんだなんだ!となればしめたもの。AKBに興味のないユーザにもアピールしたいとこではあります。

いずれにせよ、どちらが正解か?はお客様自身が決めること。店長やコンサルが決めることではありません。1時間に一回の『例のタイミング』のときはホールに出てお客様の顔を見たいですね。

 

■で、結局何でリピートさせるのか?

AKBという機種も顧客に受けた、店プロモーションも上手く行った、ホールオペレーションも上手く行った。で、そこからどうしましょうか?の話です。

AKBのアピールをするために、京楽のアピールをするためにパチンコホールは存在していません

「ただAKBの機種で集客した」というだけではもったいない。次の京楽さんからの素晴らしい機種がいつでるのか?次の話題機はいつでるのか?待たないといけませんし、その手の営業はメーカーさん直営店舗にお任せするべきです。

 

ということで、ぜひこの機会に『自店の特徴』をスタッフ・お客様と話し合ってそのアピールを行うべきかと存じます。

個人の長所を伸ばしてあげるのと同様、お店の長所をみつけてあげて、アピールしてあげる。AKBの導入=そのタイミングになればパチンコ業界として非常に健全だな、とそう思うのです。

 

長々と書きましたが、結論はこれです。

AKB導入=店の長所・特徴の発見を見直すタイミング=パチンコ業界として健全!

 

 

きっかけですが、じつは今日、広告DMで『AKBの販促準備できてますか?こんな販促グッズありますよ!』という営業がきて、「いや、違うだろ」と思いこのコラムを書きました。AKBのチラシまきます、札つくります、ポスター作ります、フラッグ作ります、『だけじゃないだろー』という思いでございます。ぜひ面白いホールが全国に増えて、画一的なホールだけじゃなくなって、楽しい業界になっていくと素敵ですね。と、まだまだ書き足りないことがあるのですが、まずはこのあたりで。

 

 

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