【無料メルマガで配信済み】パブリックコメントの結果が出てきました

2017.09.05 8:56

遊技台・検定情報

パブリックコメントについての結果が出てまいりました。

既に「官報」に載りましたので記事解禁。

PMJでは既に無料メルマガにて配信済みですが、本体記事でもピックアップ、まずは第一弾です。

以下からご確認くださいませ。

 


頂いた御意見の総数及びその内訳

パブリックコメント意見提出フォーム:14,338件
電子メール:11,4481件
F A X:186件
郵 送:2,604件

(殆どがインターネットですね)


以下パブリックコメントの抜粋です。

 


改正全般及び出玉規制について

→今回の改正により、昔ながらの健全な大衆娯楽となる。

→今回の改正は、健全な遊技客の楽しみを奪うものだ。
→規制内容が厳しく、客離れが進むことが予想される。
→ばちんこ屋、遊技機製造業者等の経営が苦しくなるのではないか。雇用への悪影響も懸念
→改正を必要とする確実な根拠に乏しい。

 

 

出玉規制に対して

→出玉がマイルドになり、大勝することへの期待感からくる 「頻繁に遊技をしたい」という気持ちを抑えられるので、出玉を抑えるというのは一定の効果があると思う。
→出玉規制について、 より厳しい内容とするべきだ。

→出玉規制の強化は、根拠が不明確であり、依存防止対策として効果がないのではないか。
→大当たり出玉規制は依存防止対策として効果がないのではないか。
→出玉規制の内容が厳しすぎる。 出玉率の下限についての規制を強化するだけで十分ではないか。
→一定の場合には、大当たりの出玉が維持できるようにしてほしい。
→出玉規制の強化により、遊技としての魅力が損なわれる。
→出玉規制の強化により、短時間で獲得できる遊技球等数が減少することから、結果として、遊技の長時間化を招くことが懸念される。依存防止対策としては逆効果ではないか。

 

逆効果ではないか?等々のコメントが目立ちますが、これに対しては

【ぱちんこの適度な射幸性を満たす遊技としての性格がよリー層明確になるものと考えています。】

という文章が確認できました。また

遊技時間は、遊技料金、遊技機の遊技性、客の生活実態等様々な要素に影響される】
【だから今回の改正で長時間遊技になるかどうか一概に申し上げることは困難】

という文章も確認できました。
当然ですが今回の改正が「より良い」方向であるという前提です

 

 

 

出玉規制に対してその他

→出玉規制の強化よりも、遊技料金の上限を4円から2円とするなどの引下げを検討するべきではないか。
(これに対しては、4円上限の変更は予定していない。そもそも今も低貸し営業が相当程度実施されている。という返答あり)


→出玉規制の強化よりも、1日に使用可能な遊技料金の総額を規制することを検討するべきではないか。
→ばちんこ営業所の会員システム、マイナンバー等を利用した客の入場、使用可能な遊技料金、月の遊技回数等の管理を検討すべきではないか。
(これに対しては今回の改正が結果、総額規制に繋がる。自己申告プログラムなどの対策が既に出ているし、それを引き続き指導していく。という返答有り)


→出玉規制の強化よりも、ギャンブル依存症に苦しむ当事者や家族への支援など、優先すべき対策がある。
(これに対しては「依存防止対策を営業所の管理者の業務として位置付ける」「リカバリーサポートネットワークの相談体制の強化をしてく」という返答が有りました)

 

 

出玉情報等を容易に確認できる遊技機に係る規格の追加について

→新しく追加された規格により、遊技機が更に高額化するのではないか。
価格については一概に言えない
(装置の設置を義務付けるものではないので業者等に負担を課すものではない)

→アレンジボール遊技機とじゃん球遊技機についても、出玉情報等を容易に確認できる遊技機に係る規格を追加してほしい。
(ご意見を踏まえてそうします。アレンジボールとじゃん球にも規格追加


置きに行った感がないわけでは有りませんが、それでもパブリックコメントの意見を踏まえて変更、という事も在るのですね。

 


管理者の業務の追加について

→ぱちんこの営業所に、依存防止に関する相談ができるカウンセラーを設置することを義務付けてほしい。
→ばちんこの営業所において、客に対する声掛け、遊技実態に関する調査、依存問題に関する啓発活動を実施させてほしい。

(ガイドライン策定や取り組みは現在進んでいます。一層促進されるでしょう)

 

→営業所において、客の遊技が過度なものとならないよう、客の遊技状況を把握しなければならないのであれば、管理者の業務負担が過大となるのではないか

(管理者じゃくて、例えば、管理者の統括管理の下で従業員にこれを行わせるなど、管理者に過大な負担とならない方法で実施することも可能です。)

 

従業員に行わせることも踏まえて「業務負担の過大」という意味だと考えますので、ここは日本語が通じていない+噛み合っていないですね。けれども業務負担云々というレベルはとうに過ぎた問題。依存問題に対する業務はマストになるでしょう

 

 

ぱちんこ遊技機への「設定」の導入について

→ぱちんこ遊技機の設定について、回胴式遊技機と同様に役物連続作動装置の作動確率以外の出玉率に係る各確率についても設定の対象としてほしい。

(性能が過度に複雑にならないように設定差異は大当たり抽選のみ
(確率の値についても一定の制約を課す)

 

→アレンジボール遊技機とじゃん球遊技機についてもばちんこ遊技機と同様に設定を導入してほしい。

(予定していません)

 

→ぱちんこ遊技機に設定を導入した場合、遊技機により設定を示唆する演出がなされることが懸念されるなど、結果として、遊技機の射幸性が高まるのでは?
(仮に設定6段階として、最高設定以外の5種類の設定は出玉規制の上限より低い=射幸性は抑制される

 

 

経過措置について

これは全文をそのまま。これまでのルール通りに粛々とやりますという正論が書かれています。


改正後の施行規則又は遊技機規則に抵触する遊技機であつても、一定の要件に該当する遊技機については、附則で定める各起算日から3年間は、引き続き営業所への設置を認めることとしております。

改正規則の施行後は、営業所に設置されている遊技機のうち、経過措置の対象とならない遊技機であつて、著しく射幸心をそそるおそれのあるものとして改正後の施行規則第8条で定める基準に該当する遊技機については、これを営業所に設置して営業することはできません。

警察としては、今後とも、ギャンブル等依存症に関する知見の集積に留意し、ぱちんこ等への依存防止対策がより有効なものとなるよう、検討を行つてまいります。

 

 

8月度の無料メルマガで配信済みの内容ですが、PMJ記事でもピックアップ。

この機会に無料メルマガの登録もよろしくお願いします。

 

 

LINE@

TWITTER

Facebook

RANKING

PICK UP

SOCIAL